私は25歳で准看護学校へ入学し資格を取りました
それまでは全く畑違いのこんな仕事をしていました↓↓
- 自動車ディーラーで事務員
- 水産加工工場で作業員
しかも その間に結婚・出産
つまり母親になってから看護学生になったのです
私と同じように
別の職業を経験したり、ママになってから准看護師を目指そうと思っている人もいると思いますが
年齢やお金、人間関係が気になって、入学を迷っている人はいませんか?
この記事は
准看護師を目指したいけど迷っている大人に読んでもらいたい!
これを読んだら迷いが解決できる!
とまではいかないかもしれませんが
少しだけ気持ちが軽くなると思いますよ!
年齢が気になる
実際の年齢層は?
私が行ってた学校の募集要項では中卒〜年齢不問となっています(学校によって違うかな)
実際の年齢層はどうなのか見てみましょう!
私が入学したのは約10年前・平成23年です
同級生の年齢層は18〜45歳位
(はっきり明かしてくれないお姉様がおられました笑)
- 高校新卒 9人
- 20代 13人
- 30代 5人
- 40代 3人
女性21人・男性9人(合計30人)
このデータでは30代・40代がちょっと少なめに見えるかもしれませんが
私が在学中、1つ上の学年は16歳〜50代で
さらに幅広い年齢層でした!
社会人を経験している人、普通に何人もいます!
むしろ同じ境遇や年齢が近いもの同士、励まし合いながら学べるので心強いのです
あなたがいてくれて良かった〜!
30代 私だけだったらどうしようかと思ってたよ〜
年齢層広めのメリット・デメリット
●メリットは
- 色んな人の社会での経験談が聞ける
- 市内や近隣の病院情報を知っている人がいる
〇〇病院で胃カメラ受けてどうだった とか
あの病院の禁煙外来行ってる。あそこの看護師さん優しい とか
就職先を選ぶときに参考になりそうな情報を持っている人がいます
また、前職もバラエティに富んでいて個性的な人が多いです
それと、上の年代の人は若い世代からすると頼りになる存在なのです
特に実習など、学校以外の場所へ行く時、
お姉さん的な、いやお母さん的な感じで頼られます笑
●デメリット
…というか少し戸惑うことは
やはり人間関係
- ゆとり 対 スポコンみたいなのはある
- 女ならではの陰湿なやつ
女性が多い学校なので、どうしても女同士のいざこざはあります
「若いだけのくせに」「オバサン!」みたいな笑
気が強い人多めかな笑
ですが
実習が始まると、グループみんなで協力しないとどうしても乗り越えられない時があるのです
また実習先から車1台で来るよう指示があったり。
すると誰かのお世話にならないわけにいきませんよね
おのずといつまでもいがみ合ってるわけにはいかなくなる…
こういう時に大人の度量の大きさを見せる場面がやってきます笑
全員、私の車に乗りな〜!
実習は結構辛いですからね
せめて同じ学生同士は仲良くするべし!
子供がいるのですが
授業は半日 または週3日など
准看護学校は授業が半日だったり、週3日制などです
『週5日間・朝から夕方まで』ではありません
私の行った学校は午後のみの授業だったので
午前中に買い物や晩御飯の仕込みを済ませてから登校していました
バイトをしている人もいました
テスト前は午前中にしっかり勉強できます
学校は「残業」がないので毎日5時頃には帰れました
保育園や児童クラブのお迎えも間に合うと思います
ただ実習の日はまる1日出ないといけません!
シングルマザーは学費が心配?
クラスに「お母さん」が6人いました
そのうちシングルマザーが4人…って半分以上!
そのうちの1人がわたし(^ ^)
というのも、シングルで准看護学校へ入学する場合に受けられる助成があります↓↓
高等職業訓練促進給付金
厚生労働省のHPに詳しく記載があります
これを利用して資格を取りにくるママさんがいるのです
(父子家庭でも受けられます)
市役所などで申込みするのだと思いますが
入学したい前の年から相談をしていないと受けられない事があります(多分、予算を組むなどの大人の事情で)
早めに行っておきましょう!
その他の奨学金等は
各自治体や学校に問い合わせてみると良いですよ!
社会人の経験を活かそう
前職でのスキルが役に立つ
私は准看護学校へ入る前に水産加工工場で作業員として働いていました
一緒に働く人は自分の親よりも上の世代でした
休憩時間はNHKを見させられます(笑っていいともが観たいのに)
昨日の相撲について話を振られます(白鵬のファンって事にする)
自然とね、自分の年齢より上の話が合うようになるのです
その経験が実習で役に立ったんですよ〜
受け持ちの患者さん(だいたい高齢者)と推しの関取について話したり
老人ホームの実習ではレクリエーションで演歌を流して踊ったりしました
全く別の職場での経験が、こんなところで役に立つとは思ってもみませんでした
”出来事には必ず意味がある”
ってやつですかね
やだ、ちょっと「玄関開けたらいる人」っぽくなった笑
あなたにも生かせる経験があるはずです!
この言葉になんて返せるか
例えば
「今日は良い天気ですね〜」
と言われたとします
自分が高校卒業したばかりだったらなんて返せますか?
「そうですね〜………。」
終わり…??
いや、高校新卒でそれ以外のこと言える人いたらすごいと思いません?!
でも社会人を経験した人だったら、その後に続けて
「でも◯◯地方はすごい雨だそうですね〜去年も豪雨に見舞われて大変ですよね」
とか
「今の時期だったら何の野菜植えたらいいと思いますか?」
な〜んて、ちょっとした時事ネタや
その方の趣味や職業を取り入れた返しをして会話を弾ませる事ができるのではないでしょうか
例えば営業や接客業をしている人は、そういった事が自然にできていませんか?
これは経験あってのスキルだと思いますよ!
年齢は気にする事項ではなく、自分の強みと思えてきませんか🍀?
”看護”の前に、まずは人と人とのコミュニケーションです
もちろん若い人でもコミュ力高めの人もいます!!羨ましい!
学校の先生と話が合う
私が看護学生の頃、40代後半くらいの先生が3人おられました
みんな「お母さん」だったので
学生と教員の垣根を超えて
時々、子育ての話などもしていました
また、
先生方も時代の変化に頭を抱えておられる事があり
たまに愚痴を聞いてあげる事も笑↓
「テストのね
名前の横にニコちゃんマークを書く子がおるんよぉぉ!」
衝撃〜!!
そりゃ先生も頭抱えるわ!
とはいえ個人個人、合う合わないがありますが
先生と良い関係を作ることは大切です
どこの病院に実習に行くか決めるのは先生だからです
仲良くしているとキツイ所には行かされない(らしい)です
先生に反抗ばかりしていると
すこーしキツめの実習先にG O!されます(多分)
ここでしっかり勉強させてもらいなさい!
私は教務主任の先生とは今でも交流があります
私の前職の耳鼻科は
「どこか募集ないですか〜?良い病院で(笑)」
と先生に聞いて紹介してもらい、採用していただきました
卒業して何年経っても、看護師の大先輩として色々と話を聞いて下さります!
とってもありがたいです!!
60点を目指す
完璧な人なんていない
入学して本当にやっていけるのかと心配になる気持ちはわかります
でもどの世界にも完璧な人なんていません
絶対に犯してはいけない失敗だけに注意して
あとは半分より少し上くらいできていれば良いのではないでしょうか
私が通っていた学校のテストは60点取れれば追試になりませんでしたし
本番の准看護師試験も、60%以上正解で合格です
実際に准看護師になれても、自分が働いたことのない科のことは詳しくわかりません
そういうと世間から批判されそうですが
分からないから卒業後も、資格取得後も
働きながら日々勉強です!
余談です↓↓
私は総合病院の循環器の看護師ですが
他の科はそんなに詳しくありません
って正直にいってくれた正看護師さんがいました!
資格持ってるのにこの分野は分からない って言いにくいですよね
でもこう言える方が素直に学んでいけると思います
辞めてもいい!
続行が難しくなったら
途中で辞めても良いんじゃないですか(^ ^)
やりたいけど、できるか分からない…と初めから挑戦しないよりも
やってみたけど出来なくなってやめた
こちらの方が後悔は少ないのでは
と私は思います
お金が無駄?
いえいえ、途中まででも得られた知識や人脈に払ったのですから
きっと意味のあるお金だったんですよ〜
私の周りは
親にお金出してもらい進学して
結局 全然関係ない仕事に就いてる人多いですよ〜
(たまたまかな〜??)
一度社会人を経験してから見つけた「やりたい事」の方が続くんじゃないですかね〜!
誰でも看護師になりうる
看護学校に入ったら必ず読む事になる(と思う)
「看護覚え書」という本があります
フローレンス・ナイチンゲールさんの本です
その中で
「女性は誰もが看護師なのである」といった文章があります
誰でも1回くらいは家族などの看病をしたことがありますよね
そんなところから来ている一文だと思います
「看病」というと大袈裟かもしれませんが、例えば
「何か食べれそうなものある?買ってこようか?」
「寒くない?毛布かけようか?」
と気にしたことくらいでもいいです
そんな経験はありますよね
これが看護の原点ではないかなと私は思うのです
今は性別でどうこうの時代ではないので
”どんな人も人生で一度は看護師になりうる”と思っています
資格をとりたいと思ったなら
挑戦してみたら良いと思いますよ!
誰でもなりうるのですからね
私の小さな経験が誰かの背中を押せたら良いな〜
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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