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読書感想文が夏休み明けギリギリになっても終わらず、泣きながら書いた経験や、子供さんの宿題に付き合って頭を抱えた経験はありませんか?
私もそのうちの1人でした。
そもそも、漫画以外の本が苦手!読むこと自体が苦痛!
早く終わらせる方法ってないのかな?
この記事では、本を読むのが苦手な人や感想が思いつかない人が、どうやったら原稿用紙3枚分=1200文字以上にもなる読書感想文を書くことができるようになるのかを紹介します。
結論から言うと、本は読みません!!
そして本の感想は書きません!
作文や日記を書くと言った方が近いかもしれません。
そんなやり方でうまくいくの?と思うかもしれませんが、書き方のコツを習得したら入賞も夢ではありません!
実際に、読書感想文が苦手だった私でも、本を読むのをやめて作文を書くようにしたら早く終わらせることができるようになり、なんと賞をもらえるようにもなりました!
本を読まずに書く方法が向いているのはこんな人!
- 本を読むのが苦手な人
- 作文や日記は書けるのに、読書感想文だけは苦手という人
- 想像力のある人や妄想が好きな人
読書感想文の本選びは後回し!
読書感想文が苦手なあなた、まず先に本を選んでいませんか?
自分が気に入っている本や、好きな本、面白い本…
でもいざ書こうとしたらなんて書けば良いかわからず
「主人公が〇〇したところが面白かった」
「主人公が〇〇されたところがかわいそうだった」
と…こんな感想になりがち。
でもこれでは原稿用紙半分も埋まりませんよね。
選んだ本は確かに面白くて本人が好きな本なのでしょうが、面白い=感想が書きやすいではないのです。
そこで、本を読まずに早く読書感想文を終わらせる方法がこちらです!
①書きたい内容・テーマを決める
②テーマに沿った本を選ぶ(内容はチラッと見るだけ)
③感想を書く
読書感想文のテーマを決めよう
本選びよりも前にすること、それはテーマ決めです。
テーマは「多くの人が正しいと思っていること」にすると良いです。
「多くの人が正しいと思っていること」って何?
例えば、
友達を大事にしよう(いじめはいけない)
平和が大切だ
のような、みんなが納得!の考え方のことです。
もうすでに自分が知っていることや体験したことを選べば本を読む必要がない分、早く取りかかれ、感想も書きやすくなります。
学校で既に学習したことや実体験なら、新しく考える必要がありません。
「友達を大事にしよう・いじめはいけない」をテーマにした場合、どのように書いていけばいいか、もっと具体的に解説していきましょう!
友達との関わりの中で、嫌な思いをしたり、心無い言葉を言われた経験は誰でもあると思います。
その際、自分も他の人にしたことがあったかも…自分がされて嫌なことは人にはしないようにしなきゃ、など、色々と感じることがありますよね。
このように自分の体験談を作文にする、それなら書けるような気がしてきませんか?
例(流れ)
私はこの本を読んで、主人公と同じような経験をしたことがあるなあと思いました。
私には○年生の時から仲良くしている親友がいます。
○年生の時に、その親友がいじめられているのに見て見ぬふりをしてしまいました。
親友をかばったら、今度は自分がいじめられてしまうかもしれないと思ったからです。
ある日突然、私はクラスメイトから仲間はずれにされました。
その時初めて、いじめにあった人の気持ちを知りました。
そして、あの時どうして親友を助けなかったんだろうという気持ちになりました。
私は自分がいじめられた経験をしたことによって、自分がされて嫌なことは他の人にもしてはいけないし、いじめられている人を見たら今度は見て見ぬふりをせず、絶対助けようと思うようになりました。
テーマを「友達を大事にしよう」「いじめはいけない」と決めたら、それに合う本を選んできます。
この例文のように「私も主人公と同じような経験をしたことがある」などの1文を入れれば本を読んで書いたことになります。
これで ”読書” と ”感想文” の出来上がりです!
さらに文字数を増やすために、肉付けをしていきましょう!
上記の例文だけでは原稿用紙2枚分もいきません。
それぞれのエピソードをもっと詳しく書いて、文字数を増やしていきましょう。
例えば
親友はどんな人なのか詳しく書く
その子とは同じアイドルが好きで仲良くなりました。昼休みには、そのアイドルが出ていたテレビ番組の話をしています。その時間が楽しいし、本当に気が合う友達です。彼女は誰にでも優しくて正義感の強い人です。…など
仲間外れとは何をされたのか、具体的に書く
私が話しかけても無視されたり、クラスの女子が集まって私の陰口を言っていました。
それは○日も続きました。…など
どんな気持ちだったのかを詳しく書く
初めは私が何か悪いことを言ったのかな?と思いました。
誰か止めてくれないかなと思いながら、でも誰にも言えなくて辛かったです。…など
気持ちの部分がしっかり書かれていると良い作文です!
本の感想は1文入っていれば読書感想文として成り立つでしょう。
大事なのは一貫性!
初めから終わりまで、テーマに沿って書かれていることです。
友達を大事にしようというテーマで書き始めたのに、最後には「いじめられたらやり返します!」といった文章になっていては一貫性がありません。
友達を大事にしようという思いを初めから最後まで変えないように書きます。
そして「この本を読んで、こんな感想を持った」というのは後々のこじつけで良いのです。
つまり、本を読まずに書きます!
この本のタイトルなら自分のテーマに合うだろうという想像力を持つと良いです。
本の探し方がわからない場合は、図書館で「友情をテーマにした本を探しています」などと司書さんに相談すれば希望に沿った本をおすすめしてくださると思いますよ。
他に書きやすいテーマはありますか?
他に書きやすいテーマにはこのようなものがあります。
平和は大切だ
将来の夢
学校では『平和学習』があります(ある程度の学年でないと習っていないという部分はあるかもしれませんが)。
平和についての歴史を授業で教わったり、みんなで意見を交換したり。語りべの方のお話を聞いたりして、既にいろんな感想を持っていると思います。
夏休みは平和に関するドキュメンタリーやテレビドラマが多くあり、本を読まなくても感想は持てそうです。このテーマなら、本を読まずに早く書けて早く終わらせられそうな気がしませんか?
平和に対する思いを作文にするだけで良いのです。関連する本を選んできて「この本を読んだ」ということにすれば良いのです。
ちなみに私は字を読むのが苦手。小5の時、沖縄やヒロシマの写真集を見て読書感想文を書いたことがあります。なんと入賞しました。
将来の夢やなりたい職業も書きやすいテーマです。
自分がなりたい職業のことが書いてある本を選んで、その本は読まずに自分の夢について作文を書くだけで出来上がります。
本の中で出てきたこの言葉に共感した、心に響いたなどの文をひとつ入れるだけでその本を読んだ感想文になります。
感想文、早く終わらせるなら本は読まない
テーマを決めて、本を選んで、さぁ本を読み…ません!!!
読書感想文なのにどうして本を読まないの?
日記や作文ならスラスラかける人でも、どうして読書感想文が苦手なんだろうと考えてみました。
結論として「本の内容」に対する「感想」だと思うから難しいのだと気づきました。
それなら本を読むことをやめて、書きたいテーマに沿ったことが書いてある本を探した方が早いなと思ったのです。
また、読書感想文で時間がかかるのは読む時間と書く時間です。
本(活字)が好きではない人にとって、まず『読むこと』が苦痛だと思います。
そこで、おおよそこういう内容だろうと想像がつく本を選んで、多くの人が正しいと思っている事を書けば本を読まなくて良いので早く済みます。
多くの人が正しいと思っていること、とは
- 友達を大事にしよう・いじめはいけない
- 平和は大切だ
- 将来の夢を持とう…など
例えば大泥棒が主人公の本を読んだとしても
「僕も主人公のようにたくさん盗みたいと思った」
という感想は書けませんよね…汗
文章がよく書けていても、「犯罪をしたい」なんて感想は先生も苦笑いでしょうし、賞にも入りません。
結局のところ、平和が大切だ、友達を大事にしようなど、誰もが思う”正しい事”をテーマにした『作文』をこの本を読んでこう思ったとこじつけるのが手っ取り早いのです。
また、変な話ですが、先生が気に入る文章を書くことが入賞に近づくポイントです。
早く書く実践編
例えば「友達を大事にしよう」というテーマで、それに沿った本を探してきたとします。
次にやることは、自分のエピソード探しです。
友達を大事にしようと思った自分の体験を思い出してください。
例えば、誰でも経験があると思いますが仲間はずれにしたりされたり、悪口を言われたり言ったり
または転校したり、クラスが離れてしまったけど、ずっと仲良くしている子がいる、
ずっと前にした約束を覚えていてくれた、喧嘩をしたけど、自分から謝ったら前よりも友情が深まった、、など
なるべくたくさん書けそうなエピソード1つに沿って書いていきましょう!
日記を書くみたいに、私が●年生の時のことです…と書いていけば良いです。
「私も主人公と同じような経験をしたことがあります」「主人公と似たような気持ちになったことがあります」などといった文を入れれば本を読んだことになります。
①テーマを決める
例:自分が仲間はずれにされた経験をもとに友達を大事にしようというテーマで書こう!
②テーマに沿った本を選ぶ(内容をチラッと確認)
③書く
私が●年生の時、友達と一緒にAちゃんを仲間はずれにしたことがあります。
↓
その後、自分も仲間はずれにされる経験をしました。
↓
その時とても悲しい気持ちになったし、自分がAちゃんを仲間はずれにしたことをすごく後悔しました。
この本の主人公の気持ちがよく分かりました。
↓
自分がされて嫌なことは他の人にもしないと誓いました。
いじめられている人を見かけたら、勇気を出して止めに入ろうと思いました…
などなど。このような流れで、それぞれを詳しく書いていくと原稿用紙が埋まっていきます。
本の感想ではなく、ほぼ経験談の作文を書いていくのです!
ただ、出だしをどう書いたらいいかでつまずく人も多いと思います。
最初から何と書いていいかわからず、そこで何時間も止まってしまうのは辛すぎます!
読書感想文の出だしはインパクトのあるものにすると書けている感が出ますよ!
賞も狙える!出だしが肝心
読み手の興味をひく、驚きの出だしから始まっている文章は先生の目にとまります!
読書感想文が苦手な人は「僕はこの本を読んで…」から書き始めていませんか?
確かに読んだ感想を書くのですから、間違ってはいませんが、この出だしで書き始めると
「僕はこの本を読んで〇〇だと思いました」1〜2行でオワリ…
となってしまうのです。
先に結論を書くのでもう書くことがなくなってしまいます。でもこの時点でまだ2行くらい…涙
よく考えてみると、人気のある有名な本は、どれも出だしの1行が人を惹きつける力を持っています。
吾輩は猫である。名前はまだない(夏目漱石:吾輩は猫である)
メロスは激怒した(太宰治:走れメロス)
出だしを読んだだけで続きが気になって先が読みたくなりますよね!